第18話
隼人 Jul.5
メールの件はおっけーです。でも、半角万単位やで!それでも可能なん?(ん?落ちがわからん・・) 俺はただ文書にして机の奥にしまっておいて、毎年、あえりの誕生日にそれを読んでその時の気持ちを思い出す。今年の七夕には逢えるかなぁ〜とか思ったりする。(会えないよーん、一生。)
あえりってどれだけかわいいねん!凄すぎて俺と次元が違い過ぎる。(凄いでしょ。ホントの話ならね。)
今回は今までの恋愛の話し
今まで付き合った子はいません。(やっぱり) いろんな理由が考えられるけど、(いや、一つしか考えられんやろ!)それは何かに暴走するタイプだから。また、シャイな青少年で決して自分から話し掛けたことはなかった。みんなから硬派とか(はあ?)、男らしいとか(はあはあ??)言われてそれが原因らしい。自分はただビジュアルが悪いだけやと思う。(ビジュアルは知らん。性格ちゃうか?) 恋はほんの何回かしたことがある。結局、どれも思い出したくないものばかり、(トラウマ抱えてるね・・) 高校の時の恋は一方的にふられた。ただあたしの好みじゃないの。でも、すごく優しくていい人。なんて言われてふられた。(ぷぷぷっ)
中学の時は輝いていた。勉強では、クラスで常にトップ。いろんな子が俺に質問して、熱心に教えてあげた。スポーツマンだった。バスケ部の副キャプテンで、気の弱いキャプテンの心の支え役。 (キャプテンは気弱=”副”の自分が結局1番って?) うまくはなかったけど、勇気のあるプレイでその場を盛り上げた。(自分で言うかな・・・) 身長が低くて、かなりの挫折を味わった。(チビか・・)顧問との衝突。でも、たいていの先生に好かれていた。だから、生徒会会長に推薦され、なった。選挙では、何故か当選!その時のやけど、好きな子に恋の相談を受けたり、全く知らない子や後輩から告白された。でも、一年間ずっと好きな子がいて、交際を断った。(ホンマかいな・・) こんなんだから、彼女ができない。
あえりさんのメールを見ていると、嬉しくなります。なぜなら俺の好きなタイプ、理想の性格、を言ってないのに、何一つ違わず当たっている。(でしょ。洞察力の賜物よ) もしかして、あえりは俺のことを知っているの?なんて思う。「運命」を恨むね!これが運命だとは信じたくないよ。(将来違う意味で同じ台詞言うのでは・・)
あえりの手料理食べてみたい。いろんな料理に挑戦している隣から、俺が味見して、「いけてるやん!」とか言ったりする俺。あえりは自信ありげにほほ笑む。そんな日が来ることを思いながら・・・(おえーーっ)
読書はあえりと同じ乱読型。村上春樹を初めて読んでそれ以来読書好き。ノルウェイの森が一番好き。他は、森鴎外や夏目漱石や芥川龍之介、外国はシェイクスピアとかスチーブンキングとか好きかな。(知っている作家を並べてるだけなんじゃあ・・・) 作品で言うと、実篤の友情、太宰の人間失格、鴎外の舞姫、漱石のこころとか好き。どれも感動して泣いた。(え、鴎外や太宰で泣ける?!) 自分と同じような心の傷を持っているから。暗い作品が好きなのかなぁ。あえりはどんな本が好き。今まで読んだ中で好きなのを教えて。最近は忙しくて読めなかったから。また、夏に文学のレポートがあるから、それにたいしていい本ない?
ここからは俺の趣味の話し
基本的に多趣味。読書。サイクリング。辛いことがあると人でどこか遠いところへ行きたくなる。また、友達と楽しくどこかへ行くか。高校のとき毎日、**駅から北へ**駅まで行っていた。電車の西側の道路を通って。電車よりも速く漕ぐことができる。(おいおい・・・)変態って言われるけど、自分の力で風を受けるのが好きなんだ。
次は音楽。<ライブ> これも以上なぐらい凄い。誰もがおかしいて言うぐらい凄い。好きなジャンルはロック、ハードロック、ヘビーメタル、ヒップホップ、R&B、ポップス、ジャズ、ブルース。専門はロック/ハードロック。みんなからDJがおまえの天職に違いない。とか言われる。洋楽のわからない曲はみんな俺に聞きにくる。すると、そのアーティストはどこで生まれて、何がヒットして、とかそのミュージシャンの生き方について、話し出す。これぞマシンガントークで。ライブはお金を払って、月に一回のペースで行く。例えば、今月はボンジョビ、802の野外フェス、とか。だから、今のコンサートスタッフは凄く気に入ってる。ただでライブが聴けたり、みれたりするから。 俺ってcrazyだと思いませんか?(前から思ってます)
次は映画 。はっきり言います。マニアです。ラブストーリーやヒューマンドラマが好き。ホラーやサスペンスやノンフィクションの映画も好き。北野武監督は憧れで、黒澤明監督と同じぐらい尊敬してる。将来の夢は映画監督です。
最後は、バンド<楽器演奏と歌> 昔からずっとミュージシャンになりたかった。高校の時バイトばかりして、ギターとブォイストレーニングを習いに行って(”トレーニングを習う”って・・・”頭痛が痛い”の世界だね・・)、お金をためて、33万のエレキギターと15万のアコギを買った。それが俺の宝物。でも、ミュージシャンにはなれないことに最近気付き始めてきた。 どうだった趣味の話し?(つまんねーよ!)
でも、誰にも自分の趣味を押し付けることはしなかった。よくあれは駄目で、これはいいとか批評する人がいるけど、俺はただこれが好きなんだ、と思うだけ。なんの偏見を持たなかったらなんでも受け入れることができるんだ。大抵の人は趣味の話しをすると俺がcrazyであることを察して、逃げていくから、自分からは話さないことにしてるよ。 でも、あえりさんはそんな俺を嫌わないよね?(大好きです。クレージーなあなたが)
これだけ夢中になっていたら、恋なんてする暇がないよね。(暇はあると思うが・・・)
今はたった一つに夢中になっている。始めてのことなんで、全然うまくないよ。こういうのって、自分で考えることなのかなぁ?誰かうまく行く方法教えてよ!どうすればいいの?それはあえりさんがもっともよくわかっていること。わかるよね?(??????? 意味不明。)
あまりにもたくさんのメール打つと質問に答えてくれないけど、いいたいことがある。さっきのメールを見ていると、わかったことがある。それは彼のあえりに対しての愛情の形がわかってきた。彼が思っていることは、あまりにもかわいいあえりがほっておけない、いつかあえりが言ったように、かっこいい人は浮気する確率が高いからバツと、彼もあまりにも美しすぎるあえりに対しても、浮気するのではないかと思ってる。男は誰でも超きれいすぎの子に対して、自信が持てないもの。コンパに行っても、そんな人には本気でアプローチされない。(そう?ボクなら狙うね) はっきり言うと、そんな二人の間に絶対的な信頼関係なんて生まれない。これは皮肉だよね。でも、信頼しようと努力しているのは、女の方なんだ。彼は一生、あえりと一緒にいるつもりでいるけど、彼の心の中にはずっとその気持ちや過去の出来事が消えてなくなることはなく、残存し続けるのです。これ以上言えば、あえりを傷つけることになるから、言いません。でも、何が言いたいかわかるよね。(わかんねーよ・・)ごめんね。こんなこと言って。でも、あえりにとって必要なことだと思ったから。同じ男でも、いろんな男がいるものだ。自分の彼女が風俗で働いていることは普通の男にとっては、耐えることのできないものでしょう。彼の気持ちをある程度理解できます。でも、大切なのはその後の話。一番傷ついているのは彼女自身だから、そのこころの傷を優しく包んであげて、癒してあげることが大切。自分が汚れていると思い込んでいる彼女を浄化して、「私が彼にとって、最高の女だ」と思わせてやること。毎日、「キレイだよ。」って言ってやること。それができないような奴は俺がぶっ飛ばしてやる!!!俺にはそれができるよ!絶対に!絶対に!絶対に…
///ここまでくれば凄まじいとしか言い様がないですね。彼はさぞ携帯メール入力が速くなっているのでしょうね。携帯メール早打ち大会が開催されれば、ジョシコーセーをも凌いで優勝できるのではないでしょうか。絶対に!絶対に!絶対に・・・///
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