第15話

隼人 Jul.5

連絡が途絶えるまでメールを送り続けるね。俺のメールが特効薬となるならば、喜んで!(特効薬だね、笑いたいときの)

今回は俺の大学生活の話し 前に言った通り、F大(伏せておきます)には行きたくなかった。できれば二浪して、京大に行きたかった。でも、お金のことでこれ以上迷惑をかけれないと思い、仮面浪人ということで行くことになった。朝は***線で**から八時の電車に乗る。**まで味わう満員電車に耐えながら、終点の***まで数学の教科書を広げて通学した。実際、行ってみると楽しかった。入学式もまだなのに、飲み会やイベントがあった。そこでは、いろんな人と知り合えた。
四月には、どの歓迎会や新歓コンパやパーティがあって、一回生は飲み食いただだった。全学部全学科で友達ができた。今までそれほど友達がいなかったので楽しかった。そして、クラスのみんなとの出会い。F大で最少の学科だったため、より一層仲良くなれた。自分から友達を作ろうと努力をした。すると、みんなが徐々に心を開いてくれた。すごく嬉しかった。お互いについて話し合い、誰もが第一希望の大学に行けなかったものだから、打ち解けることが出来た。<中期日程であったため>

 そこでの悩みは女の子の友達ができないこと。誰もが彼女がいなくて、女の子の話しで持ちきり。俺は同性とは話せても、異性とは緊張して話せない。(異性が嫌がって話さないのでは)シャイな男の子だった。彼女が欲しかった。だから、交流のある大学、****と****とのイベントに参加した。ここでは、わずかな女の子の友達はできたけど、彼女はできないなぁとおもった。

そこで、*****のサイトに参加したり、学祭の委員になった。毎日が忙しくて、いつも終電で帰っていた。充実した大学生活だった。音楽が好きだったので、昔からしたかったバンドを始めた。ブォーカルとギター担当。バンドをしきって、みっちり練習させたけど、メンバーには初心者が二人もいたので、結局、学祭に出るのはやめとこうと俺が言った。俺はギターを前から習っていたので、出来たけど、彼らは理想の高い俺を幻滅させた。(語ってるね・・)すごく自分の好きなものには、真剣だったので、適当に取り組む彼らが気に入らなかった。それでもは、彼らは俺についてきてくれた。何かに夢中になったら、誰も止められない、こんな俺をクレイジーと言った。クレイジー<いろんな意味で>あることがロッカーである俺の憧れだった。(それは達成できたね・・)

そんな時に*****で、理想の女の子に出会う。彼女は、純粋で透き通った心を持つ女の子。なぜそれがわかったかって?初めてのメールをもらった時、心が燃え上がるのがわかった。いわゆるドキドキ!なんとかして、この子と親しくなりたい!メールなのに、おかしいね。その子の名前は、世界で一番うつくしい名前だった。愛絵理と言う名前だった。ようやくと思ったのも、つかの間。直ぐに一方的に別れを告げられる。すごく悲しかったけど、彼女の幸せを願った。 

その後、学祭が始まる。5日間、学校でみんなで寝泊まりした。本当に辛かった。楽しいとは思えなかった。唯一楽しかったのは、体育館でのダンスパーティだった。音楽に合わせて躍るだけで、ハイになって、全てを忘れることができそうだったが、それでも彼女のことを忘れることができなかった。

*****のお陰でいろんな人と出会うことができた。そのたびに会って話した。自分と同じ夢を持つ子や俺のことを今までで一番優しい心を持つ人と言ってくれた人、(そんな人いたのでしょうか・・) または、貴方と話していると不純な自分がイヤになる、貴方は天才タイプなので、心の中がよまれそうで怖い。(天才タイプ?天然タイプの間違いでは・・)と言われてお互いに傷つけあった人。この人が人間は顔が一番大事!だって顔が違う意味が無いじゃないと言われた。結局、会って俺から縁を切った。また、ただ恋の相談相手になっただけという子もいた。もう疲れたよ。 

その時から、本当にやりたい仕事、塾/予備校講師の試験を受けに回る。筆記(一次)試験は受かったけど、二次の模擬授業で失敗した。ただ***だけは、最後に受けて、まともな授業をすることができた。間違った答えを解説したのに、採用された。なぜだろう。高校生科数学担当の講師鈴木隼人が誕生した。嬉しかった。自分を認めてもらった気がした。八月から中学生科の理科を教える。ヘルプということで。また、登録制のバイトを三つ始める。ホテルで結婚式/披露宴のバイト。力仕事の人材派遣会社。コンサートスタッフ。これで、週三か四でバイトしていた。 

そんな多忙な生活の中でやはりあの子のことが忘れられない。誕生日にメールを送ってみることにした。彼女が幸せであればいいと願いながら・・・ これが今までの鈴木隼人の大学生活。読んでくれてありがとう。(書いてくれてありがとう・・・)

///しかしよくもまあこれだけの文章を携帯で打てるもんだね・・・。でも退屈。つまんない。寝てしまいそう。Zzzzz...../// 

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