第16話

愛絵理 Jul.5

メールありがとう。あれだけの文章を携帯で入力するのは大変だったでしょ。(本音です) こうしてあなたの事が少しずつ理解できるのは嬉しくもあるし、つらいことでもあります。

でも、残された時間は少ないの。私も出来るだけメールするようにします。最初に文書を渡す完璧な方法とありましたが、これはやはり無理です。 (絶対無理) 彼の監視下でそんな動きは出来そうもないし、あなたの事が知れてから、益々私の自由は無くなってきました。それに、紙という形状では置いておくことは難しい。パソコンデータとしてなら、分らないディレクトリに隠して保存しておけるのですが、、。(コピペでWEBにアップできるんですう) 無理でしょうか?どうしても無理なら諦めます。(って言うとやるでしょ?)今日も結局顔の腫れが引かなくて仕事は休み。(メールしている時間帯は仕事中のはずだったので。)ホッとしています。 隼人さんの大学の話、興味深かったです。(寝てしまいましたけど)
私は別に何処の大学に行きたいというのはありませんでした。
(あえり天才伝説再び!!!) 古文を専攻したいっていう希望だけです。もともと受験勉強って意識で勉強したことは無かったし、塾や予備校も行ったことなかったし。男の人と違って別に野心も無く、ただ文学の世界に浸りたかった。もともとキャリアウーマンになれるタイプじゃないしね。

京大は受かったけど、偏差値っていうのがよく分からなくて、難しいのか簡単なのかも分らないの。(そんな奴はいないだろ・・・) 試験なんて水物だしね。でも、京大では特待生の制度もややこしくて(あるのかな?国立でも?)うまく申請できなかった。国立といってもそれなりにお金かかるし普通の人のような条件ではやっぱり行けなかった。それで関大に学費免除の特待生扱いで入学したんだけど(あるのかな、そんな制度)、結局続けられなくなったの。 だから隼人さんが羨ましいです。

アルバイトは私もいくつか高校のときからやってました。モデルが中心ですが(あえり美人伝説again!!!)、私はすごく苦痛でした。もともと華やかな業界ってあわないのね。オーディションも何回か強制的に受けさせられましたが、結局全部自分から断ることになってしまいました。雑誌だけでも嫌なのに、テレビなんて考えただけでもぞっとします。やっぱり女優さんってすごいよ。 私には絶対に出来ない職業だなあって思うもん。あ、そうそう。余談だけどアダルトビデオのスカウトも来たことあるの。(これは友達のエピソード)ビデオ1本撮って、2千万円<手取りじゃないよ。事務所に対して>とマンション、車を付けるって言われて驚きました。(そんな条件無いだろ・・・)勿論断ったけどね。当たり前だよね。なんだか取り止めの無い話してるけど、ごめんね。 

こんなこと聞いてもいいかな、、。隼人さんってこれまで何人ぐらい彼女いたの?どんな彼女?変なこと聞いてごめんね。(知りたいよねー。聞かなくても分かるけど・・)
私は前に言った事あるかもしれないけど今の彼が二人目です。
(こうして軽い乗りで言った台詞も覚えておくの大変です) 男の人にはあまり打ち解けることが出来なくて、男友達っていうのもいなかった。どうしても異性として意識しちゃうのね。かといって同性の友達も少なくて、数えるほどしかいないんだけどね。 さっき言ったバイトのこともあって、やっぱりみんなに敬遠されちゃうの。(孤高の美少女、あえり!)

放課後近くになると、校門の前に他校の人とかもやってきちゃうし、芸能人でもないのに写真とらせてください、サイン下さいなんてのもあって。サインなんて無いよね、フツーは。だから放課後何も無いのに図書館で時間つぶしたり、教室でボーっとしたりして時間差下校してました。結局そんなのが嫌でモデル もやめちゃった。なんかすぐに暗い方向に話がいっちゃうな。(これで頭の中でのイメージは益々膨らんだでしょう・・・)
気分を変えて趣味の話でもしよっか。いくつかあるんだけど、まず読書。こんな性格だから小さい頃から活字中毒だったの。
(これはワタシです・・) ジャンルも色々でいわゆる乱読型ってやつね。その読書から派生して、英語が好きになったの。原文で読みたい本がたくさん出てきて、読んでるうちに英語はかなり覚えました。 (英語原文なんて3分読んだら熟睡できます・・) あと、お料理は好き。洗濯、料理に始まって家事全般は大好きなの。(はい、家庭的です) 特に料理には自信があります。タイ料理やフィリピン料理など、一風変わった料理も作ったりします。でも、スポーツは苦手で何も出来ません。もっと健康的になりたいとはずっと思ってたんだけど、、、。

///あえりのキャラはどんどん固まってきたのですが、細かい事象を覚えるの大変。あえりメモが必要です。///

第17話へ

Home